「国民生活意識調査」によれば9割以上の方は高齢期の生活について不安を感じております。その不安の大部分は自分や配偶者が要介護状態になった時の不安です。これまでの高齢者の「介護」は「医療」が補ってきた側面がありますが、長寿社会を迎えてADLの低下に伴う要介護者数の増大と介護の質の多様化により「医療」での対応に限界を感じておりました。
　平成18年、国・北海道・上磯町（現北斗市）の支援を得て厚生労働省基準に準拠した新型特別養護老人ホーム、平成22年には地域密着型特別養護老人ホームを設立いたしました。
　私どもは、地位や経歴、貧富とは無関係に老年期を等しく恵まれた生活環境の中で、個人の尊厳とこれまでの人生をお互いに承認し、癒しと安らぎの共同体の形成に努めます。
　介護を必要とする人の目線に適った介護の実践とQOL(生活の質)の向上と安定を図ります。
　今後とも一層のご教示を賜りますようお願い申し上げます。